【グルテンフリー5ヶ月目】遅延型食物アレルギー検査と結果
2017/4/15の記事
こんにちは。グルテンフリー生活を始めて半年が経ったsusieでございます。
パンやうどんなどの小麦ばかりを食べていた生活から一変。初めは絶望的だった小麦抜き食生活、2日で小麦を欲することがなくなり、一週間もすると精神状態が良くなり、そのうち自分の身体に合わない食物がわかるようになって、自主的に乳製品と卵も抜くようになりました。
きっとわたしは、なにかのアレルギーを持っているのかもしれない。
一般的に知られている即時型食物アレルギーとは違い、摂取してから数時間から数日後に症状が出る遅延型食物アレルギーを日に日に疑い、ついに先月検査結果が出たので今回はその報告をしようと思います。
参考記事はこちら⬇︎
glutenfreelife.hatenadiary.com
遅延型食物アレルギー検査は調べたところによると、日本ではあまり取り扱っている機関がなく、Amazon等で個人的に取り寄せて検査する方が多く見受けられました。わたしもそうしようと思っていたんですけど、自分で採血するというのに抵抗があり(血が出ないというトラブルも口コミで多々アリ?)、たまたま近所のクリニックで個人で取り寄せるのと同じ金額でやっていたのでクリニックで検査しました。ちなみに金額は3万円。これを高いと思うかどうかはあなた次第。
ただクリニックで検査したと言っても、医師が詳しくアドバイスしてくれたわけではありませんでした。
診察室に入ると、医師がひとこと。
「アレルギー、多いですね」
はい、まず1ページめ。
乳製品全滅。
卵もどちらもかなりの数値。
ほかにも中程度の反応を示す食物がいくつかありました。
つぎ、2ページめ。
やはりグルテンに中程度以上の反応あり。
それは小麦だけでなく全粒小麦や古代小麦にも。
意外なところでナスにかなりの反応が。
この時は基準というものがわからなかったのですが、その後読んだ本「その『不調』、あなたの好きな食べものが原因だった?」でこれだけ反応があるのはもはやリーキーガット症候群らしい。腸粘膜が破たんしていてなにを食べてもダダ漏れ状態。
3ページめには除去すべき食物と、それ以外の4日間のローテーションで食べるべき食物が分類されています。
要するに、連日同じものを食べているとアレルギーになりやすいので、せめて食べられるものはアレルギーにならないよう食べたら3日空けてくださいってことらしい。面倒なので実践していません。米も大豆も毎日食べているし。
そもそもなぜアレルギーになってしまうのかを考えなくてはならない。
そこで本をいろいろ読みあさったので、いくつかご紹介。
どの本にもグルテンフリーが良いといったような内容ではありません。敷いて言えば「粗食のすすめ」は欧米の食生活は日本人には合わないと言っているくらいです。
食べ過ぎると消化が追いつかず病気になる、食品添加物や農薬は栄養を妨げるので有機野菜を摂ると良いといった内容。この通りに生活するのはストイックすぎて難しいけど、知識としては入れておきたいことばかり。リーキーガット症候群のことも少し書いてあります。
数少ない遅延型アレルギーの本の一つ。遅延型食物アレルギー検査を行った人の症状や改善例がいくつか紹介されています。
根本的な改善策はないかと手に取ってみた一冊だけど、土壌菌を飲むとよいと書かれてる。現代人はきれい好きすぎて良くないという内容。
●「食といのち 辰巳芳子」
90歳の料理研究家が学者・医師・看護師と現代の食のありかたについて対談したものをまとめた本。NHK「きょうの料理」の内容にまで意見する著者の、若者にどうやったら食の大切さを伝えられるかという思いがけっこう感動する。
●「粗食のすすめ 幕内秀夫」
今の長生きしている日本人の食生活を学べば健康になるという内容。粗食は良くないと警鐘を鳴らしている人も数多くいるけれど、言っていることは決して間違ってはいないと思う。
まとめるとこんな感じ。
お菓子やジャンクフード等で食品添加物ばかり入った食べものを食べていると腸がちゃんと機能出来なくなる
→栄養は逃げ、悪い物質が体中をめぐる
→脳を含む身体のあちこちに炎症が起こる
→不調になる。
そのためには、今長生きしている高齢者が食べているような和食を食べるのが良い。
そんなわけなので、しばらくわたしは中程度以上の反応があった食物を除去しながら和食生活を続け、極力食品添加物の入ったものは避ける努力をしようと思います。
そしてもうひとつ大事だと思ったこと。それは、そんな風に不調で困っている人々に食の大切さを伝えるということ。
わたしの祖母は、考えてみればケーキもパンも食べません。というか、仙人並みに小食です(笑)。それがいつしか時代が変わり、母はお菓子を食べるようになり、わたしもそれを受け継ぐ。でも何が良いかと伝えていくには時代に流されてはいけないんだなと思ったのでした。わたしは本を出すことが出来ないかもしれないけど、このブログで食の大切さが伝わるとうれしいです。